先頭車両を電動車にする京急のポリシーに賞賛の声!新町トラック衝突事故で効果が判明?理由を調べてみた

先頭車両が電動車の京急 ニュースウォッチ

9月5日11:40ごろに起きた京急新町駅付近の踏切でのトラックとの衝突事故。

先頭車両が完全に横倒しを免れたのは、先頭車両を電動車にするという京急の理念のおかげでは?という声が上がっています。

この記事では京急がなぜ先頭車両を電動車に限定していたのか、先頭車両が電動車である効果や意味、世間の反応についてみていきます。

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新町トラック衝突事故の概要

京急線 電車とトラックが衝突  横浜

5日午前11時40分ごろ、横浜市神奈川区の京急本線「神奈川新町第1踏切」で、青砥発三崎口行きの快特電車(8両編成)がトラックと衝突、1~3両目が脱線して先頭車両が横倒しになった。神奈川県警によると、トラック運転手とみられる男性1人が死亡したほか、29人がけがを負い病院に搬送された。横浜市消防局によると、このうちトラックの運転手(67)とみられる男性が死亡したという。

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先頭車両を電動車にする京急の理念(ポリシー)

京急電鉄は京浜急行電鉄の略。東京と横浜を結び、さらに三浦半島に路線網を持つ。そのルーツは川崎大師への参拝客輸送で、最近は羽田空港へのアクセス路線としても親しまれている。京急電鉄は運行する電車について、ある厳格なルールを定めている

引用元:マイナビニュース

絶対に「先頭車にはモーターを搭載」がルール

京急電鉄(京急)の赤い車両だけでなく、青や黄色い電車も全て「先頭車両は電動車」が絶対ルールです。

それだけではなく、京急内に乗り入れる「都営地下鉄」「京成電鉄」「北総鉄道」も先頭車には電動(モーター)を積んでいます。

それは「相互直通運転」を行う際に京急が各社に「要請」したからです。

先頭車にモーターがない車両がありますが、京急線内には入れないそうです。

先頭車両を電動車の効果は?

他の鉄道会社は長編成で運行する電車について、運転台付き車両と電動車(モーター付き)車両を分ける傾向があるそうです。

その理由としては、

  • 点検や修理のときに車両単位で交換しやすい
  • 「運転台とモーター」などの重い部分を分散させて、編成全体の重量の偏りを少なくする

しかし「京急」は二つの理由で「先頭車を電動車」にすることに非常にこだわりを持っていました。

列車の位置検知システムを確実に作動させる

レールには「微弱な電流」が流れていて列車の位置を検知するようになっていますが車両が重いほど「確実に動作する」そうです。

列車の位置の検知に失敗すると、タイミングわるく踏切の遮断機が上がってしまう、などというトラブルも起きるかもしれません。

列車の編成が4両から12両とばらつきがある「京急」

中間車両がモーター車両にして位置検知するようにした場合、正確に位置検知するためにタイムロスや混乱が起きがちです。

そこでわかりやすく先頭を「重くする」ために「先頭車両を電動車」にしているそうです。

脱線事故の被害を最小にする

踏切で自動車と衝突したり、線路に土砂に突っ込んだりしたとき、もし先頭車が脱線しても、重心の低い車両のほうが横転しにくいためです。

防ぐ対策をしていても、起きてしまうかもしれない衝突事故のために、二重、三重の安全対策の一つとして、先頭車を電動車として重くしているのです。

国鉄の鶴見事故と世界の論文を精査した結果

昭和38年11月9日京浜急行生麦駅の近くで国鉄の鶴見事故が発生したあと海外の列車事故などを研究して出した結論が「先頭車両を電動車に」でした。

1998年、7月・・鉄道業界専門誌、鉄道ピクトリアルの増刊号で、京浜急行電鉄顧問の丸山氏が寄せた論文・・「京浜急行の先頭電動車編成について」によると以下の記述があります。

京浜急行としてはそれ以後、研究の成果から、先頭車両をモーターつきにすることを同社の規則として定め、万が一の事故の際にも、関連する二重事故を引き起こすことのない結果を出しています。

引用元:https://mypeace.exblog.jp

「大量の人間を輸送する」鉄道で、事故が起きた場合の「安全性の高さ」が立証されている「先頭車両を電動車(モーター)」にするデザイン。

数々の「海外の事故事例」を研究した「論文」があるにも関わらず、実際に導入している「鉄道会社」は「京急以外はない」ようですね。

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先頭車両が電動車の京急に対する世間の反応

まとめ

今回の事故も、亡くなられたトラックの運転手が車体の大きさをうまくとりまわせずに起きてしまった「不慮の事故」でした。

遮断機や警報、緊急停止ブザーがあっても、このように踏切に侵入してしまう事故を完全に防ぐことはできません。

トラックの運転手のかたが亡くなられたことは非常に残念でしたが、完全なる横転を防げたことで乗客や乗員に被害が広がらなかったことは注目に値しますね。

やはり「安全第一」の京急のポリシーが見直されるのではないでしょうか?

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