京急本線衝突事故トラック運送会社と運転手の損害賠償金!京急の過失の可能性は?

京急本線衝突事故損害賠償額 ニュースウォッチ

京急本線の電車とトラックが衝突した事故で、5日午後4時前に国土交通省の担当者がトラックの運送会社に監査に入ったそうです。

「運転手と運送会社の過失」となった場合、ぼう大な賠償金になると思われます。

この記事ではトラック運送会社と死亡した運転手の過失責任に損害賠償金について、また京急側の過失の可能性などについてみていきます。

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京急本線衝突事故の概要

五日午前十一時四十分ごろ、京浜急行の神奈川新町駅(横浜市神奈川区)近くの神奈川新町第一踏切で、青砥発三崎口行き快特電車(八両編成)が大型トラックと衝突した。トラックを運転していた本橋道雄さん(67)=千葉県成田市前林=が電車の下敷きになり、病院に搬送されたが死亡。電車の男性運転士と女性車掌、乗客の計三十四人が軽傷を負った。神奈川県警はトラック側に過失があったとみて、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で調べている。

引用元:東京新聞

京急側の受けた被害

  • 「京急川崎-上大岡間」で運転を見合わせ
  • 衝突した列車が脱線し破壊
  • 高架やレールの損傷
  • 乗客乗員の怪我

これにより、

  • 車両の修理代
  • 遅延による払い戻し代
  • 現場の清掃のためのコスト
  • 他の鉄道会社やバス会社に払う振替輸送代
  • 電車の男性運転士と女性車掌、乗客の計34人の治療費

などの被害とコストが発生しました。

それがどれくらいになるのか?

鉄道会社が受けると思われる損害についても、具体的な試算が掲載されている。試算では、踏切での事故で、周辺10駅から駅員を動員し、乗客1万人に影響があった場合を想定。それによると、(1)1駅あたりの人件費を5万円として50万円(2)4000人が振替輸送を利用し、平均500円だとして200万円(3)電車が脱線し、車両や線路が損傷したとして1億400万円と、鉄道会社は1億650万円の損害を受ける、という計算だ。

引用元:J-cast

実際には「列車一両につき1億円」という試算もあるそうです。

そうなると「3両目」まで脱線したこの事故で、もし全てに車両破損があった場合、合計で「3億」(車両代など)くらいかかる可能性があります。

現場には「オレンジやレモンなどのかんきつ類」が散乱しており、清掃や修理に人員と時間がかかっています。

この事故の場合「乗客は約500人」と上の計算式よりも少ないですが(ラッシュ時ではなかったため)復旧に時間がかかっています。

「7日の始発」までとすると「5日の12時ごろ」から丸一日と半くらい「営業停止」しているわけで経済的な損失、運休ルートの変更など影響は大きいですね。

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トラック運転手と運送会社側の被害

衝突したのは千葉県香取市の運送会社「金子流通サービス」の13トントラックでした。

トラックを運転していた本橋道雄さん(67)は電車の下敷きとなり、病院に搬送されましたが死亡されました。

横浜市から成田市に「果物」を運ぶ予定だったそうですが、本橋さんの命だけでなく、積荷も当然損失しています。

80メートルほど電車に引きずられたトラックは、とうぜん廃車となりますね。

しかしもっとも大きい被害は。。。「損害賠償金」でしょう。

京急本線衝突事故トラック運送会社の過失責任

「金子流通サービス」は千葉県香取市佐原にある流通や運搬業がメインの会社です。

自社ビルである金子ビルには「有限会社 金子物流システム」や自動車工業、保険会社などもあるようですね。

6、7人の運転手が、運転産業廃棄物や貨物の輸送などを行なっているそうです。

あまり大きな会社ではないと思われ、今回の「賠償責任」によって非常にピンチになるのではないかと考えられます。

本橋さんはドライバー歴二十年とベテランだったそうですが、今回のルートを一人で走行するのは3回目でした。

運送会社によると事故のあった踏切は「普段通らないルート」だったそうです。

つまり、荷物を積んだ後「国道15号」にのって首都高に入るルートから外れて国土から約60メートル離れた踏切にハマってしまった可能性です。

昨年10月から「金子流通サービス」に務めた本橋さんの6月の健康診断では異常はなかったそうです。

そうなると、運送会社が問われるのは

無理な運転スケジュールではなかったか?
本橋さんのルート理解などの「能力査定」は正しかったのか?

などが運送会社の責任として問われるところではないでしょうか?

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京急本線衝突事故トラック運転手の過失責任

神奈川県警はトラック側に過失があったとみて「自動車運転処罰法違反」(過失運転致傷)容疑で調べているそうです。

踏切の監視カメラには、線路脇の側道から右折して踏切に進入しようとしたトラックが曲がりきれず、遮断機付近で立ち往生する姿が写っていた

引用元:東京新聞

やはり「踏切の遮断機」がおりてきた時点で踏切に進入していたトラック運転手の過失責任は当然問われると思われます。

  • 線路沿いの細い道路から踏切に進入しようとした
  • はじめ右折して踏切に入ろうとしたが、曲がりきれず「標識や壁」に接触
  • 壁にこすりながら何度も何度も切り返した
  • 踏切に「車体前部」が入った状態で遮断機が下りた
  • 歩行者らがトラックの脱出を手伝うため遮断機を上げた
  • 曲がり切ったと思った時「なぜか踏切内に進み」電車と衝突

気になるのが「3、4分は切り返しをしていた」あげく、遮断機が下りてきており電車がきているのがわかっているのに「前進した」という点です。

なぜいつもと違うルートをとったか?
抜けた際に前進したのはなぜか?

「切り返しができない状態」にハマってしまった「前」と切り抜けた「後」の行動に対しての詳しい調査が待たれますね。

京急本線衝突事故トラック運送会社の損害賠償金

上の合計額を考えると「最低3億、多くて5億」では?と予想されていますが、実際にその「被害総額」がイコール損害賠償の額とは限らないようです。

損害賠償について「必ず請求される」とは断言できないそうです。

鉄道会社側に「踏切の機械などが故障」「電車のブレーキの不具合」などの過失がない限り当然損害賠償を要求すると考えられます。

いろいろな事例の中には鉄道会社との間で示談が成立し、損害賠償を免れたり、鉄道会社が加害者の身上に配慮して請求しないケースもあるそうです。

今回のケースは乗客乗員には重傷者は出ませんでしたが、運転手本人が亡くなられていることもあり。。。

「被害総額=賠償額」とならないことを祈りますね。

京急側の過失の可能性

ブレーキシステムが手動

  • 踏切内に車などが取り残されたことを知らせる「障害物検知装置」作動
  • 異常を伝える「線路上のランプ」が点滅
  • 電車の運転士が非常ブレーキをかけて減速したが間に合わなかった

「線路上のランプを目視」できたタイミングでブレーキをかけたそうですが、そもそも「間に合わなかった」と供述したそうです。

そうなると「検知装置を目視できる範囲でブレーキをかけても停車できない状況」で運行していた京急側の想定ミスということも考えられます。

「障害物検知装置」による「点滅信号」は3ヶ所あり、最初の600メートルの時点で「確認してブレーキ」を踏めば理論上は120キロ走行でも停止できたそうです。

しかし何らかの理由で見逃していた、あるいは目視してからブレーキを実際にかけるまでにタイムラグがあった。。。

その場合「踏切前で停止できない」状態になる可能性があったわけです。

「障害物検知装置」による「自動ブレーキ」システムは『JRや小田急』では取り入れられていますが、まだ導入している会社は少ないそうです。

運転士の「目視と、判断」に委ねる手動ブレーキのあり方も今後問われるかもしれません。

京急職員が緊急停止ボタンを押していた

追加で報道されたところによると、この現場の近くを通りかかった「休憩中の京急職員」が切り返しに困ったトラック運転手と「会話」していたそうです。

一旦は諦めるかと思ったトラック運転手が、なおも進入したため、二人の京急職員は「非常停止ボタン」を事故前に押していたと供述しています。

この二人とトラック運転手のやり取りは画像にも残っていたそうですが。。。

そうなると「緊急停止ボタン」は一体何をやっていたのか?という疑問が湧いてきます。

過失を問う=責任を押し付ける、ではない

実際のところ「警報が鳴った状態で進入したトラック」に過失があることは明白です。

運転士が「一年一ヶ月」で未熟だったのでは?というマスコミの報道スタンスに「偏向報道だ!」という怒りのツイートが多く見られました。

「過失」をとうというと「どっちが悪いか決める!」みたいに取られがちですが、事故を起きる可能性を減らす上で「検証」することは大事であると思います。

踏切内には「トラック」だけでなく、あらゆる物や人、動物、が進入可能なのです。

120キロ走行している列車が「目視してブレーキを踏んでも間に合わない距離」で警告ランプが点灯しても残念ですが「意味がない」わけです。

この「警告ランプと停止可能距離」については深い検証が待たれるところですね。

まとめ

今回は「なぜ踏切に進入した?」と謎の多い「京急本線トラック衝突事故」の賠償責任や、賠償金について記事にしました。

軽く3億から5億くらい行くのでは?と推測される「損害賠償金」を小さな運送会社が払えるのでしょうか?

京急と乗客側の判断で乗員乗客は「軽傷」ですみましたが、悲しいことにトラック運転手の方は亡くなられてしまいました。

もっとも取り返しのつかない大事なものを失ってしまったわけです。

そこに「3億、5億」の賠償金となると「進入禁止」の踏切内に入ってしまった結果とはいえ、やるせない事故ですね。

今回の事故の検証が正しくなされ、同じような事故が起きないような対策に生かされるといいなと願います。

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