カナダで看護大学に行くのってむずかしい?【実習編】

旅行/海外情報

こんにちわ!ぐるっとです。

今日は「カナダで看護大学に行くのって?むずかしい?」【実習編】のお話です。

勉強ということすら不慣れだった【入学前後編】から、物量攻撃を乗り切った【講義編】

そして最後は「とうとうヒヨッコナース誕生【実習編】」のお話です。

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1年目実習

患者さんそのものを見る事

大体、はじめて病院実習に行く日のヒヨッコナースはめちゃくちゃ緊張しています。

たぶん自分の心臓の音でまわりの声が聞こえない位。

しかも担当インストラクターは「こわい」と噂の人。。。おもえば頭がキレすぎてて、突っ込みがするどいタイプのナースでした。

病棟に行く前にありとあらゆる疾患について、薬について、患者さんについて「みっしり」と書き込んだメモを握りしめ。。。実習病棟に行くと、連れて行かれた一室。

いきなりインストラクターが「この患者について誰か教えて!」と言います。

とうぜん、下を向いて目をそらす全員(笑)

そこでなぜか「はい、そこのあなた!」と指されるわたし。

仕方ない、覚悟を決めて「メモ」をみて読み上げようとすると。。。

「そんなこと聞いてないわ!目の前の彼をみて気がついた事をいいなさい!」と声を上げるインストラクター。

心臓が飛び出るわたし、わたしを気の毒そうに見つめるクラスメイト達。

こうなると開き直る根性のわたしは「見た感じ非常に顔色が白い、貧血にみえます」

そう答えたわたしに「この患者は何の薬を飲んでいるの?」

そこで「あ、鉄剤と、増血剤。。。」

インストラクター:「じゃあ彼の診断名は?」

わたし:「慢性腎疾患。。状態はよくないです。」

インストラクター:「それをまとめて!」

わたし「腎疾患で赤血球数低下、ヘモグロビン値も低いため、貧血症状がみられます」

インストラクター:「よくできたわ!」

といった会話でした。。。まじでビビりました。

しかし冷静になってみると、鬼つまらなかった「解剖/生理/病理/薬理」学がやっと、目の前でイキイキと、リアルにみえ、点と点がつながった瞬間でもありました。

先生が/患者さんがやさしい!

最初こそ「怖い!」と感じる先生達でしたが、わたしたちを大切な後輩と期待し、目をかけてくれていたからこそ。

看護のことだけではなく、人生上のアドバイスを頂いた先生も多数いました。

クラスメイトもそうでしたが「こんなに頭がよくて、志しある人達の集団に入ったの初めて」って思う事がおおく、刺激を受けました。

プレッシャーを感じる事も多かった、クラスメイトや先生と反対に、ヘタレで、自信の無いわたしが落ち込む度に「励まし」「褒めて」くれたのは患者さん達でした。

針が怖くて、注射が嫌でたまらないわたしに、何人もの患者さんが「未来のナースのためなら!」と何回も腕を提供してくれました。

もちろん2回失敗したら、他の人を呼ぶ約束なんですけど。。。患者さんが「そんなん良いから、何回でも練習しやがれ!」とか言って。。。うれしくて泣きそうでした。

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2年目/3年目実習

はじめてのトラブル

あんまり手技がうまくはなく、英語のこともあって、レポートを書くのも遅いわたしでしたが、患者さんには可愛がっていただいていたので、何とかやって来れました。

しかし「小児」の実習のときにトラブルが発生したのです。

新生児が生まれたばかりの若い夫婦が「あの子なんにも言わずにボーッと片隅で立ってて、プライバシーを尊重する感じではなかった」とクレームを付けて来たのです。

その担当インストラクターは、わたしの引っ込み思案な態度を英語力の不足とおもったようです。

すでに2年目の半ばすぎだった時期に「語学学校にはいる必要があるレベル」と判定したのです。

まさかの(英語力不足による)「落第」判定にクラスメイトは怒りだし、みなで署名運動をする!とかばってくれましたが、わたしは最終レポートの提出を待ちました。

そのレポートで「異なった人種間による初対面での距離感」について「白人とアジア人」のコミュニケーションの違いを書いたのです。

インストラクターからは「わたしはアジア人の知り合いもなく育って、多人種が住むカナダにありながら、知らない事があったようです。」と、ていねいに謝罪されました。

一年目にはじめてお話しした別のインストラクターに「君も先々人種差別的な体験はするよ」と言われていたので、ちょっと覚悟はしてたんです。

彼は、イギリス系のカナダ人でありながら、フランス語圏の看護学校にいき、異なった考え方の先生とやりあったことがあったそうで「異質なもの」の間に誤解はつきものということですね!

もちろん「落第判定」はとりけし、優秀な成績でパスできました!

最終学年実習

まさかのトラブルふたたび!

そこで迎えた、最後の学年はメンターのもとで「正看護師」と同じだけの患者数をまわすことになれていくのですが。。。とてもよいメンターに恵まれてラッキー!と思ったのもつかのま。。

何と彼女がキャリアアップのために「最終実習」の途中で降りてしまったんです!

そんな事は滅多に無いのですが、実習を途中でやめるわけにもいかず、次のメンターがきまるまで、病棟のシニアナースに聞きながらやるように、と教育部にいわれ。。。

といってもいつでも、どこでも、見守っててくれて、質問をできた「専属メンター」と、フルで担当患者がいるシニアナースに頼る事はまったくレベルが違いすぎました。

2週間ほどで、つぎのメンターが決まったから良かったものの「自転車操業」とは正にこの事。

カナダの看護学部はなかなか思い切りがいいなあとおもいましたね。

半熟ナース誕生

そうこうしてるうちに、最終学年の最後の半年は「仮免ナース」の誕生です。

まだ国家資格も無いものの「給料がもらえて正看護師に準ずる業務をする」時期なんです。

ということで、カナダの看護大学の最終学年は「ほぼ本番モード」ってことですね。

おかげで、看護免許を無事取得し、さらにその後で卒業となったころには、結構それなりに”看護師”やってましたね。

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おわりに

「カナダで看護師」シリーズは三部作にしてみましたが、いかがだったでしょうか?

逆に日本で看護実習も学校も経験してない、わたしには比べる事はできません。

ですが、他のカナダの業種でも「即戦力」重視のお国柄、看護大学も「卒業/ライセンス取得時」には、一人前になるよう教育課程が組まれているような気がします。

ParentingupstreamによるPixabayからの画像

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